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今だからこそ観たい『キングコング対ゴジラ』

作品情報
1962/93分
監督: 本多猪四郎(本編)、円谷英二(特撮)
脚本: 関沢新一
 
あらすじ
日本のテレビ局の思惑で、南海の孤島ファロから連れてこられるキングコング。そして、北極の氷が解けて蘇ったゴジラ。やがて両者は日本の地で衝突し、壮大な闘いがくり広げられる。
ゴジラシリーズの第3作で、初のカラーシネマスコープ作品だ。本作では、特撮監督の円谷英二が多大な影響を受けた、アメリカ映画を代表するモンスター、キングコングが登場。日米怪獣対決を実現させているのがポイント。
監督の本多猪四郎は、全編でコミカルな人物描写をほどこし、ダイナミックな怪獣バトルとのメリハリをつけながら、超一流のエンタテイメントを実現させている。伊福部昭作曲による、エキゾチックな南洋秘境音楽の数々もすばらしい。東宝創立30周年記念作品。(以上、Amazonより。)
 
予告編

 

踊る!踊る!踊る! 

鑑賞後、脳裏に焼き付いて離れないのが、ファロ島の原住民たちの執拗になが~い儀式のダンス。雷が降るとファロ島で「魔神」と恐れられるキングコングが暴れだすため、彼らはキングコングを鎮めようと踊り始めます。また、ヤマタノオロチのオマージュなのでしょうか、キングコングに眠り薬が入った赤い汁をのませる原住民。薬が効きはじめるとまた彼らは踊り始めます。かなり長時間、それも太鼓でドンドンやっているわけですから、ウトウトしているキングコングが起きてしまうんじゃないだろうかと若干ヒヤヒヤしながらも、こっちは踊りの長さにイライラ。体感で10分位原住民たちが踊った後、日本近海まで連れてこられるまで結局キングコングは目を覚まさしませんでした。何がどうなっているのかはわからないんですが、あの赤い眠り薬と執拗なダンスの間には何かしらの関係があるんでしょう。とにかく、あきらかに日本人が顔を黒塗りしてるだけの”原住民たち”のなんともいえないダンスに注目していただきたいです! 

 

ああ、哀れなキングコング

この映画の主役は、言うまでもなくキングコングです。東宝アメリカの配給会社RKOとタッグを組み、東宝ゴジラRKOキングコングとを戦わせようという、いわば日米怪獣頂上決戦。薬で眠らされた後イカダで日本まで連れてこられたキングコングは、本作では完全に悪役のゴジラと戦うことになります。ファロ島で「魔神」と言われながらも島を襲う巨大だこを退治してくれたり、電車の中から女性を助け出したりする心優しい怪獣だったのに、急に見知らぬ土地でゴジラと戦うハメになるなんて、本当に哀れですよ…

 

 怪獣対決映画の嚆矢、『ゴジラキングコング

前作までのゴジラは科学技術の進歩に対する問題提起がテーマにありましたが、本作では強い怪獣同士の対決というところがメインになっています。そして、次のシリーズ作品が『ゴジラモスラ』になるということを考えると、本作は対決路線の第一作ということになるんでしょうね。欲を言えばもう少しゴジラキングコングの対決シーンが長くても良かったんじゃないかなと思いますが、それでも十分に楽しめる作品になっていると思います!