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今だからこそ観たい『アメリカンビューティー』

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作品情報
1999/122分
脚本:アラン・ボール
あらすじ
40歳を過ぎた広告マンのレスター・バーナムと上昇志向たっぷりの妻キャロリン。彼らの家庭生活に潜む歪んだ真実が徐々に暴かれていく。妻は夫を憎み、娘のジェーンは父親を軽蔑している。そして会社の上司はレスターにリストラによる解雇を告げる。そんな毎日に嫌気が差したレスターは、人生の方向転換を図る。しかし、自由と幸せを求めるレスターを待ち受けていたのは、あまりにも高価な代償だった。(以上、Amazonより。)
予告編
登場人物全員狂人⁉ 
不動産王と不倫する妻。長年勤めた会社をリストラされハンバーガーショップでバイトする夫。自分の体にコンプレックスを持つ娘。その娘の友達でモデル志望で見栄っ張りなチアガール。麻薬の密売人で盗撮癖がある隣の家の青年。その父親で元軍人のゲイ。この映画の主要な登場人物は、みなどこか奇妙であり、自分にない”美”を追い求めています。主要なストーリーこそ、レスター(ケビン・スペイシー)がリストラされたのを機に以前自分が経験した”アメリカの美”を追い求めるというものですが、この映画を注意深く観てみると主要人物が何かしら自分にないものを追い求めていることがわかります。
アメリカの美”と”死” 
映画のところどころで醸し出される”死”。たとえば、冒頭にある死を予告するナレーション、鳥の死骸、凍死したホームレスの話、ラストシーン…。”美しさ”と”死”によって編み出されるこの映画は、まるで「みんなが追い求める”アメリカの美”は虚構だぞ!」ということを提言しているように思えませんか? たまに差し込まれるコメディ要素も”アメリカの美”というものを笑い飛ばしている、そんなふうに聞こえてきます。
アメリカンビューティー』はアーモンドグリコだ!
まあ、上のように書いてはみたんですけども、社会批判映画っていう視点だけでみる必要はないですよ! 僕は今回前知識一切なしで観たんですけど、下ネタ満載ですし、音楽も「古き良き70年代アメリカ」っていうノリノリの選曲でしたし。それと、ラストシーンでレスターが笑顔のまま死んでいるところとか見ると、最期に彼が本当に求めていたものに気づけたからよかったじゃないかという解釈もできましたね。一つで二度楽しめる、まるでアーモンドグリコのような映画でした。

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「一粒で二度おいしい」