100本映画

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ジーン・ケリー(1952)「雨に唄えば」

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 本作は非常に有名なハリウッドのミュージカル。名優ジーン・ケリーが「雨に唄えば」を歌うシーンなんかは、様々なメディアで見かけることが多いので、あたかも観たような気になってしまっていたんですが、今回が初めてでした。観ながら思ったことを書き連ねていこうと思います。

 ひとつ痛感したのは、完璧に悪役をこなせる役者さんってやっぱりすごいということ。この映画でいうと悪役はリナ役のジーン・ヘイゲン。映画だとわかっていても、彼女が演じるサイレントの大女優リナの一挙手一投足はめちゃくちゃ腹立つんですよ。エゴイスト、ナルシストの塊とでもいいましょうか。でも映画のラストで彼女は思いっきりコケにされ、笑われる。我々観客も、溜飲が下がる。そんな役ってよほどの覚悟がないとできないですよね。はじめは彼女に本気で怒りながらも、後々冷静になって考えてみれば、この女優さんはどれだけ体を張って芝居をしているんだという気になってくるわけです。現実と虚構の区別がつかない人って多いですからね。有名な映画の悪役ってだけでその役者のイメージが悪くなることは大いにあります。しかも、彼女の”名演”によって僕達観客はフィクションであることさえ忘れてムカムカしてしまうわけですから。改めて”名”悪役の凄さを感じた映画でした。

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 あと、本当かどうかは実際に聞いたことがないのでわかりませんが、百貨店などで、店内の従業員に雨が降りだしたことを知らせる時のBGMはこの曲だそうで、なるほどそんなおしゃれなことをやるところもあるんだなと思いました。それと、この映画のもう一人の監督にはスタンリー・ドーネンという方がいますが、長くなってしまうのと、ジーン・ケリーが監督もしてたのかという衝撃からタイトルには書いてません。ドーネンさんごめんなさい。