100本映画

目標ー今年の夏に100本映画を見る

青山真治(2000)「EUREKA」

 6本目。北九州を舞台とした作品で、全編217分、重厚な映画でした。”ほぼ”白黒、というかセピア色? であるというのがこの映画の一つの特徴ですが、それが事件によって心に傷を負った宮沢兄妹と役所広司さんの世界観を視覚的に表現しているんだろうと思います。

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「ここから、出発たい」

 それと欠かすことができないのが、斉藤陽一郎さん。ちょっとせりふ回しが機械的というか、攻撃的というか、冷笑的というか、、、。はじめは受け入れられなかったんですけど、彼も上の三人と同じ世間と交じり合えない人間なんでしょうね。そう考えると、彼の言葉はうまく自分の考えを表現できない青年の自己防衛方法だったのかもしれません。

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ピーター・フォンダ的グラサンの一景

 この映画における音楽の使い方もかなり特徴的だと思います。監督は本当に洗練された音楽の使い方をする人だなあと。僕は「パルプフィクション」とか「イージーライダー」とか「マッシュ」とかとかとか。既成曲をガンガン盛り込んで盛り上げる映画が好きなんです。「映画体験」っていう感じで。でも「EUREKA」みたいな映画見ちゃうと、なんか「パルプフィクション」ってうるさかったなとか思っちゃったりするんですよね。まあ、単純に映画の種類が違うっていうことなんでしょうけど(そうはいってもパルプフィクションは最高!)。

 

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「生きろとは言わん、ばってん、死なんでくれ」

 あと、役所広司さんの博多弁がバリバリすぎて、最後のほうの役所広司さんが斉藤陽一郎さんに激昂するシーンとか、何言ってるのかよくわからなくて、字幕があったほうがよかったなと。方言って難しいですね。でも、役所広司さんよかったなあ。