100本映画

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ロバート・フラハティ(1934)「アラン」

 3本目。古いアイルランド映画でしたが、Youtubeにあったので観てみました。そんなに長くないので、暇なときにどうぞ。

 監督のフラハティさんは「ドキュメンタリーの父」と呼ばれているそうで、もちろん本作もドキュメンタリータッチです。

 邦題が「アラン」なのでアランさんが出てくるのかなと思ったら、アイルランドにある「アラン島」という恐ろしく過酷な島で暮らす人々を撮った作品でした。この作品原題が「Man of Aran」なんですから、「アラン島の人々」とかのほうがいいんじゃないですか? なんで島までも省略しちゃったんですかね。

 ほぼセリフがなく、常にバックグラウンドでは美しい音楽と波の音が聞こえるんですが、それまで流れていた楽しい音楽がピタッと流れなくなり、人物と対象と波の音だけ映し出されるシーンが何か所あり、それがうまいこと「海の恐怖」を表現できていたなと感じました。それは、例えばアラン島の少年が海岸で釣りをしていると、口を大きく開けたウバザメが泳いでいるのを発見するシーン。それまで流れていた音楽が止まり、少年とウバザメと波の音だけ。めちゃくちゃ怖くないですか? 

 今日はこの辺で。