100本映画

100本映画関係の記事を書くまでやります

今だからこそ観たい『ファイト・クラブ』!

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作品情報
1999/139分
脚本:ジム・ウォールス
出演:エドワード・ノートンブラッド・ピット、ヘレナ・ボナム=カーター、以下略
あらすじ
不眠症に悩む若きエリートのジャック。彼の空虚な生活は謎の男、タイラーと出会ってから一変する。自宅が火事になり、焼け出されたジャックはタイラーの家へ居候することに。「お互いに殴り合う」というファイトにはまっていく二人のもとに、ファイト目当ての男たちが集いあうようになる。そして秘密組織"ファイト・クラブ"がつくられた!(以上、Amazonより。)
予告編
ポップなポスターの絵とは真逆のじっとりした映画
デヴィッド・フィンチャー監督は前作『SE7EN』において、人のつながりが希薄になった現代社会に対するアンチテーゼ的な映画を撮っています。『SE7EN』は終始画面が重いというか、暗いというか。じっとりとした雰囲気なんですが、今回のこの『ファイト・クラブ』も、ポスターのポップな感じと違って『SE7EN』以上にじっとりとしています。
「寝ろよ!!」(ネタバレ含みます)
前作が前作ですので、素直にこの『ファイト・クラブ』を現代社会に対するアンチテーゼ的映画と読み解くのであれば、監督が言いたいことはものすごくわかりやすいです。それは、
「ちゃんと寝ろよ!!」
っていうこと。シンプルです。
寝ないからパンダみたいなクマができるし、病気でもないのに「終活のつどい」みたいなところに通うし、二重人格者になっちゃうわけです。ブラッド・ピッドが幻覚として表れて、一緒に遊んでくれたり、相談に乗ってくれたりするんだったらサイコーでしょうけど、そうじゃなかったですからね。そのままピッドは「ファイト・クラブ」っていうヤバい奴らの軍隊作っちゃいますから。ノートンも体ボロッボロになるはずですよ。絶対友達になりたくないやつですよね。
まとめ
個人的にはもう少し短くてもよかったかなと思うんですけども、ノートンもブラピもヘレナも、主要登場人物の役者さんがみんな役にドはまりしてたので、作品としては最高の出来なのかなと思いました。
 

今だからこそ観たい『アメリカンビューティー』

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作品情報
1999/122分
脚本:アラン・ボール
あらすじ
40歳を過ぎた広告マンのレスター・バーナムと上昇志向たっぷりの妻キャロリン。彼らの家庭生活に潜む歪んだ真実が徐々に暴かれていく。妻は夫を憎み、娘のジェーンは父親を軽蔑している。そして会社の上司はレスターにリストラによる解雇を告げる。そんな毎日に嫌気が差したレスターは、人生の方向転換を図る。しかし、自由と幸せを求めるレスターを待ち受けていたのは、あまりにも高価な代償だった。(以上、Amazonより。)
予告編
登場人物全員狂人⁉ 
不動産王と不倫する妻。長年勤めた会社をリストラされハンバーガーショップでバイトする夫。自分の体にコンプレックスを持つ娘。その娘の友達でモデル志望で見栄っ張りなチアガール。麻薬の密売人で盗撮癖がある隣の家の青年。その父親で元軍人のゲイ。この映画の主要な登場人物は、みなどこか奇妙であり、自分にない”美”を追い求めています。主要なストーリーこそ、レスター(ケビン・スペイシー)がリストラされたのを機に以前自分が経験した”アメリカの美”を追い求めるというものですが、この映画を注意深く観てみると主要人物が何かしら自分にないものを追い求めていることがわかります。
アメリカの美”と”死” 
映画のところどころで醸し出される”死”。たとえば、冒頭にある死を予告するナレーション、鳥の死骸、凍死したホームレスの話、ラストシーン…。”美しさ”と”死”によって編み出されるこの映画は、まるで「みんなが追い求める”アメリカの美”は虚構だぞ!」ということを提言しているように思えませんか? たまに差し込まれるコメディ要素も”アメリカの美”というものを笑い飛ばしている、そんなふうに聞こえてきます。
アメリカンビューティー』はアーモンドグリコだ!
まあ、上のように書いてはみたんですけども、社会批判映画っていう視点だけでみる必要はないですよ! 僕は今回前知識一切なしで観たんですけど、下ネタ満載ですし、音楽も「古き良き70年代アメリカ」っていうノリノリの選曲でしたし。それと、ラストシーンでレスターが笑顔のまま死んでいるところとか見ると、最期に彼が本当に求めていたものに気づけたからよかったじゃないかという解釈もできましたね。一つで二度楽しめる、まるでアーモンドグリコのような映画でした。

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「一粒で二度おいしい」



今だからこそ観たい『復讐するは我にあり』

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作品案内
1979/
監督:今村昌平
あらすじ
九州、浜松、東京で5人を殺し、史上最大の重要指名手配をかいくぐり、様々な変装で詐欺と女性関係に明け暮れた犯罪王の生き様を描く、佐木隆三直木賞受賞小説を今村昌平監督がエネルギッシュに映画化した作品。(以上Oriconより。)
予告編
復讐するは我にあり”とはどういう意味?
多くの人がこのタイトルを見て、「俺が復讐してやる!」という意味なんだと考えてしまうんですけど、それは間違いなんです! 実はこの言葉、聖書からの引用なんですね。
”復讐は私のすることである。私自身が復讐する”
訳がタイトルと少し違いますが、新約聖書の同じ部分。ローマ人への手紙12章の19節からの引用です。ここにおける「私」とは「神さま」のこと。つまり「悪いことする奴は私が懲らしめるから、お前たちは何もするなよ」という意味なんですね。日本人って意外と聖書読んでない人多いんで、こういう変化球なタイトルがたまにくると、間違った解釈しがちです。教養という意味でも、一度読んでみてはいかがですか?
これは『キャッチミー、イフユーキャン』を100倍濃くした映画だ!
いやぁ、圧巻ですね。約2時間30分。この作品には原作がありますし、その原作にもモデルになった実際の事件があったわけですから、話の展開というよりは演技に注目して観た映画だったんですが、いやぁ、土門拳三國連太郎のコンボは濃ゆいですよ! 逃走劇ということでディカプリオとトム・ハンクスの『キャッチミー イフユーキャン』を思い出さずにはいられませんでしたが、土門、三國の前ではディカプリオ、トム・ハンクスも霞ます! とにかくネチネチと土門拳の逃走劇を、別れ、愛、家族といったようなテーマと絡めながら繰り広げていくこの作品には脱帽ですね。
 『キャッチミー…』に少し物足りなさを感じた人にはぜひおすすめしたい作品です!
 

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もちろんこの映画も面白い



今だからこそ観たい”高倉健×新幹線”映画‼

新幹線大爆破

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1975/日本 上映時間152分

監督:佐藤純彌

脚本:小野竜之介、佐藤純彌

原案:加藤阿礼

出演:高倉健千葉真一山本圭、織田あきら、郷えい治、宇都宮雅代

あらすじ

新幹線の乗客を人質にとった爆弾脅迫事件が発生した。爆弾は走行中の新幹線に仕掛けられており、列車の速度が時速80キロ以下になると爆発するという。巧みなポイント切り替えによって、新幹線は速度を維持したまま南下していく。だが、その終点は間近に迫りつつあった……。『スピード』という洋画が大ヒットしたことがあったが、それを20年ほど前に先取りした作品。(以上、 allcinema ONLINEより)

 予告編

youtu.be

”無理やりな演出がちらほら…” でも、そこがいいじゃない!

 あらすじでも触れてますが、キアヌ・リーヴスが主演の『スピード』(1994)という映画がありまして。それと、この『新幹線大爆破』、ほとんど物語の展開が同じです。ほとんどというか、モロです(笑)。というのも、その『スピード』はこの映画に触発されて作られた作品と言われてるんですよね。僕は依然『スピード』観て面白かった記憶があったので、わくわくしながら鑑賞しました。いやー最高でしたね! 海外ファンの方が多いのもわかります。それと、キャストも豪華ですよね! 高倉健から始まって千葉真一宇津井健丹波哲郎、、、。まさに日本を代表する名俳優たちが集って、”止められない”新幹線をめぐって犯罪者×警察×国鉄バチバチのけんかをするわけですから、見どころ満載です。『スピード』好きなら絶対に見ておかなくてはならない作品でしょう!

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今だからこそ観たい”御家騒動推理映画”

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犬神家の一族』(1976)
こんにちは、最近はずっとアマプラ映画しか見ていない僕です。今回取り上げたいのはもちろんアマゾンプライムから名作犬神家の一族。原作は『獄門島』や『八つ墓村』などでよく知られる横溝正史。正直僕は『金田一耕助シリーズ』読んだことなかったんですけど、そんな僕でも楽しめた、最高の推理エンターテイメント作品です!
あらすじ
舞台は終戦から数年たった日本。ある日、麻薬の密造によって莫大な資金を築いた財界の大物・犬神佐兵衛が死んだ。彼には3人の娘があったが、遺言状には佐兵衛の恩人の孫である野々宮珠代が遺産相続のカギを握っていることが記されていた。理解不能な遺言状の内容に振り回される犬神家。そんな中、ついに殺人が起きてしまう…。
”家族”の奇妙さを描いた作品
この『犬神家の一族』っていろんなところでネタにされてますから、観たことない人は「どんなに奇妙な一族なんだろう?」と、まるで『アダムスファミリー』を観るかのように心構えてしまいがちだと思うんですけども、『アダムスファミリー』とは種類の違う「奇妙さ」がこの映画の特徴です。というのも、映画に登場する「犬神家」は、どこにでもある普通の家庭なんです。そこに、「遺産」が絡むことによって身内を疑い始め、暴力的になり、自分を見失う。例えれば、池に「遺産」という小石を落とすだけで、「普通の家庭」は簡単に「奇妙な家庭」になってしまうわけです。また、『犬神家の一族』というタイトルからは、「所詮人間なんぞ、餌を目の前にしたら我慢のできない””と同じ」という横溝正史からのメッセージを読み取ることができるでしょう。それがこの作品の本質だと思います。スケキヨだけがこの作品のメインじゃないんです! 
チャンスがあったら是非手に取ってみてください。
 
 

今だから観たい”インド産ベタベタヒーロー映画”

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クリッシュ(Krrish)』(2014)
 こんにちは、『ボヘミアンラプソディー』の公開が待ち遠しい僕です。今日取り上げたいのは、アマゾンプライムでなぜか急上昇していたインド映画『クリッシュ』。インド映画は『きっと、うまくいく』を観たことがあったので、どんな感じになるかある程度予想してはいたんですど、それを余裕で超えてくるパワフルな映画でした!
あらすじ
 舞台は現代のインド。国営の研究施設で働く父ロヒート、愛する妻プリヤとともに主人公であるクリッシェはムンバイで暮らしていた。そんな彼の正体は、助けを求めれば文字通り”飛んで”駆けつけるスーパーヒーロー「クリッシュ」! 彼のおかげでインドの街の平和は保たれていた。だがそんなある時、悪の天才科学者カールがインド中に致死性の細菌をバラまいたせいで、国中は大パニック。正義のヒーロークリッシュはカールを止めることができるのか?!
ヒーロー映画はベタであるべし!
 なんの前知識もなくこの映画を観ると、オープニング3分での超ザックリな背景解説ナレーションにびっくりするはずです。というのも、この『クリッシュ』には前作が存在するんです。『Koi... Mil Gaya』と『Krrish』。長いことで名高いインド映画二本分を冒頭3分弱で詰め込まれるわけですから、並みのざっくりさじゃないわけですね。だからと言って、いざ始まってみると前作の知識がなければ理解できないシーンなんて皆無なんで、観終わった後にさらに不思議な気持ちになりましたね。まあ、こういうところがインド映画っぽいといえばそうなのかもしれませんけど。
 ストーリーに関して言えば、一言で言っちゃえばベタです! マーベル好きな人はドはまりすると思いますよ、この映画。疲れた時に頭空っぽにしながら楽しめる映画なので、ぜひ見てみてください!

今だからこそ観たい”日本版アベンジャーズ”映画!!

柳生一族の陰謀

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 こんにちは、マーベルシリーズは『 シビルウォー』で止まっている僕です。

 僕も2年位前までマーベルにはまってた時期があったんですけど、受験のせいで観られなかった時期があったんです。そしたら知らないうちに5,6本たまってしまって、今日まで重い腰が上がらないという情けない状況です。『ヴェノム』公開までには観ようと思ってます。

 さて、今回取り上げるのは『柳生一族の陰謀』。監督、深作欣二。主演、萬屋錦之介。1978年製作の時代劇映画です。

あらすじ

 17世紀、江戸城。徳川二代目将軍徳川秀忠の不自然な死を発端にする、次期将軍の座をめぐる長男家光派と三男忠長派の間に起こる抗争や陰謀。権力の魔物に取りつかれた家光派の老中、柳生但馬守宗矩(萬屋錦之介)を主人公に、物語は邦画史上に残る衝撃的なラストへ進んでいく…。

”日本版アベンジャーズ

 実はこの映画、あらすじなんかどうでもいいんです。とにかく出演陣の豪華さたるや。 萬屋錦之介千葉真一松方弘樹西郷輝彦三船敏郎原田芳雄志穂美悦子真田広之丹波哲郎金子信雄…。公開当時の日本芸能界のオールスターを江戸という舞台に落とし込み、揃って東映時代劇仕込みの 殺陣を披露してくれるのだから、面白くないわけがないでしょう。邦画や時代劇に興味がないという人にこそぜひ観てもらいたい。僕もマーベルは友人に進められて観た『アベンジャーズ』が入口で、そこから個々のキャラにはまっていった。この映画を見て、好きになった俳優の出演する作品を観ていくというのも、一つの楽しみ方。つまりこの映は”日本版アベンジャーズ”なのだ!!